金銅半跏思惟像 飛鳥時代
¥ 1,200,000 税込
商品コード: nb091
古拙の雰囲気が横溢している、飛鳥時代の金銅菩薩半跏思惟像の名品です。
榻座(とうざ)に腰掛け半跏思惟の姿をとる像容です。
釈迦の入滅から56憶7千万年後にこの世に顕現して、衆生を如何に救済するかを思惟されているお姿です。
お顔立ちは顎が細く、はっきりとした眉と、しのぎの立った鼻梁線と切れ長の目で、唇は小さく口元はきりりと結ばれています。
童貌から、やや成長した少年の如き表情にみえます。
単髻を結い、三面頭飾(宝冠)を付けられています。
天冠台の正面と左右には、円形花型文と旋頭文を組み合わせた頭飾が配されています。
天冠台には連珠文、天冠帯には線文が鏨(たがね)によって装飾されています。
垂髪は両耳の後ろから太く両肩に下がり、その上を天冠帯が載り両臂に達しています。
天冠帯の端は房飾りになっています。
腕は長く細く造られています。
思惟手である右手や、衣の上に載せた左手の繊細な指先は、精緻な造りで優雅な雰囲気を醸し出しています。
胸には花飾文のある瓔珞(ようらく)、上腕には臂釧(ひせん)、前腕には腕釧(わんせん)が付けられています。
いずれも数種の鏨(たがね)を使い分けて、連点文等、精緻な装飾が施されています。
お座りになっている楊座は、通常裳裾が掛かって見えませんが、これはなく楊座の形が良く分かります。
右足は半跏し、左足は蓮茎の上に載せられています。
蓮華座の反花(かえりばな)は子葉が高い複弁になっています。
その下部には框座(かまちざ)が設けられています。
像全面には鍍金が所々残っており、全体的に状態は良いです。
名品の香りが致します。
このお品は、某芸術大学教授の収集品でありましたが、ご親族のご依頼により、出品させて頂いております。
作品サイズ・高さ28.7㎝ 幅11.5㎝ 奥行14㎝ 重量約2.6㎏ 銅造鍍金 箱あり