古信楽煎餅壷
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¥ 180,000 税込
商品コード: mp052
正面の流釉が見事な古信楽(桃山~江戸初期)の煎餅壷壺の逸品です。
主だった粘土は信楽も伊賀も同じものを使っていた為に、焼き上がりの肌だけでそれを見極めるのは難しいのですが、土肌にぷつぷつと白い粒が吹き出しているのが信楽の大きな特徴です。
これは、陶土を水で漉して細かいものだけを残すという処理を信楽では行なわないためです。
古信楽では掛け釉の面白さと、胎土のかせた感じの趣きが相俟って独特の景色となり、茶人に珍重されてきました。
煎餅壺の呼び名の由来はよく分かっていませんが、ぷくぷくっと膨らんだ感じが、煎餅が焼けたところのように見えるという説などがございます。
口辺に石はぜ痕、胴には石の混入によると思われる膨れとはぜ痕があります。
底面に薄い欠けがございますが、これも景色として問題ないレベルです。
まさに侘び寂びの極致のような作品ですので、花入れとしてお使いになると、どんな花でも野草でも引き立たせてくれるでしょう。
作品サイズ・高さ22㎝ 口径15㎝ 胴幅15.5㎝ 底部12㎝ 箱あり
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