¥ 120,000 税込

商品コード： cw002

【木彫 麒麟瑞雲図】の名品です。

麒麟は中国神話に現れる伝説上の霊獣（瑞獣）の一種で、「麒」が雄で「麟」が雌を表すとされますが、通常は「麒麟」と雌雄同体で表記されます。

昔から、麒麟は良いことがある前触れとして姿を現し、太平の世のしるし、幸せを招く存在、安定した穏やかな日々をもたらす幸福の象徴とされています。

そして、古くからの言い伝えでは、「仁の心を持つ聖人が出現する前兆として現れる」とか、「王が仁のある政治を行う時に現れる」と語り継がれています。

顔は龍に似て髭があり、頭部には二本の角があります。

体形は鹿に似ており、体表は鱗で覆われ、腹は蛇腹、脚はふたつに割れた偶蹄です。

腋や後肢のあたりから火焔がたなびいています。

今回の作品は、瑞雲の中に出現し咆哮する麒麟を、劇的な構図で表現して秀逸です。

透かし彫りを多用した、瑞雲(吉祥雲)の中に立つ麒麟は、躍動感に満ちており迫力がございます。

彫刻に欠けやひびもなく状態は良好です。(左脚の付け根の鱗が二枚白く見えますが、撮影ライトの反射によるもので疵ではございません。)

下段の枠に微小な欠けがありますが、気になりません。

樹種は不明ですが、重く硬い木に彫刻されています。

名品の香りが致します。

作品サイズ・縦32㎝　横24.5㎝　厚み2.1㎝　木製　上部に吊り金具付属