木造 十万節塔
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¥ 760,000 税込
商品コード: nw046
【木造十万節塔】は奈良時代に轆轤挽(ろくろびき)で造られた木製十三重小塔で、塔身部に陀羅尼経が本来納められているものですが、このお品には失われています。
基壇部と塔身部、相輪部に分かれ、それぞれ一木を用いて轆轤で削り出しています。
塔身部の軸部上端を筒状にえぐり,ここに〈陀羅尼経〉を納め,上から相輪部をはめこむ構造になっています。
全体に胡粉が塗られています。
奈良時代、称徳天皇の発願により百万基の木製の三重小塔である「百万塔」が約六年の歳月をかけて製作されました。
正確には、一万基ごとに「一万節塔」と呼ばれる七重小塔が百基、十万基ごとに「十万節塔」と呼ばれる十三重小塔が十基作られたと云うことです。
今回のお品は、比較的状態の良い部類に属するものではないでしょうか。
塔身部十三重の下から8、9番目、相輪の九輪上部に欠けがございます。
ひじょうに珍しい逸品でございますので、この機会をお見逃しなく。
このお品は、先年故人となられた某芸術大学の教授の収集品でありましたが、ご親族のご依頼により、出品させて頂いております。
作品サイズ・39㎝ 底部径10.2㎝ 木製 箱あり
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