清代 勢至菩薩像
¥ 120,000 税込
商品コード: cw001
【 清代 勢至菩薩像 】の名品てす。
凛々しく優しいお顔の仏様です。
勢至菩薩は、サンスクリット語でマハースターマプラープタ(偉大な勢力を得たもの)といい、大勢至菩薩とも呼ばれます。
勢至菩薩は智慧の光で、六道に迷う衆生を照らし、救いの道を示す仏です。
日本では、勢至菩薩が独尊となることはきわめてまれで、多くは阿弥陀三尊の脇侍とし
て造像されました。
来迎形式の阿弥陀三尊では、観音菩薩が蓮台を捧げ持つのに対して、勢至菩薩は合掌す
る姿で表されます。
中國においても勢至菩薩は非常に重視され、日本同様に阿弥陀三尊の脇侍として信仰さ
れているようです。
今回の木造彩色の勢至菩薩像は半跏と箱に記されていますが、座しているのではなく、
ヒンドゥーの像のように踊っているようにも見えます。
なまめかし雰囲気があり、エロティシズムをも感じさせます。
木彫像で多色彩色されていますが、長年の香煙の煤で黒っぽく見えます。
底部は香煙と日焼けの影響が見られず、あざやかな金彩と緑色が残っています。
状態は良好です。
とても珍しく、存在感もあり、名品の香りのする仏像です。
このお品は、先年故人となられた某芸術大学の教授の収集品でありましたが、ご親族のご依頼により、出品させて頂いております。
作品サイズ・高さ44.5㎝ 底部最大幅16.5㎝ 木造彩色 箱あり