備前焼 火襷文水指
限定品
¥ 80,000 税込
商品コード: np039
【備前焼火襷文水指】の名品です。
火襷(緋襷)は、薄茶色の素地に、赤、茶、朱色などの線が「たすき」のようにかかった模様です。
素地に藁を巻いて、作品を「サヤ(陶器を焼くための容器)」に入れて焼くと、炎や灰が直接あたらないため、
作品全体は素地に近いうす茶色に焼け、藁があたった箇所は、緋色に発色します。
火襷の模様は、藁のカリウムなどの成分と、素地の鉄分などの化学作用によるものです。
本来は、作品を重ねて窯詰めをする際に、作品同士ががくっつかないようにするために藁を巻いていました。これが模様として用いられるようになりました。
このお品は、その火襷が紅蓮の炎を思わせ、奔放な動きと相俟って、静の中の動を醸し出して秀逸です。
状態は、漆塗りの蓋裏に少し剥げがあるほかは良好です。
作品サイズ・高さ17㎝ 口径10㎝ 最大幅15㎝ 箱あり
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